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2021年9月2日


STARBOOKSをご愛顧いただきましてありがとうございます。

10月11月に【終了】薄い紙フェアを開催いたします。
初めて小説本を作る方にもご利用いただきたいフェアですので、日頃データチェックを行なっているスタッフがデータ作成時に気をつけて欲しいことなどをまとめました。

その他サイズやSTARBOOKSのシステムについての解説も掲載しています。
同人誌は校正や編集など出版社が担う部分もご自身で行うので、何かと大変かと思いますが少しでもお役に立てれば幸いです。


目次

データチェックのすすめ

STARBOOKSのデータチェックについて

STARBOOKSは完全データ制です。>>入稿マニュアル#完全データ制

納期や状況により、印刷ができない不備以外のご連絡は必ず行うものではございません。
また担当の気がついた範囲となってまいりますため、ご理解とご協力をお願いいたします。

こちらの項目では「よくある不備」「印刷不備ではないけれどチェックをしていて気になる」点などをご紹介致します。
データ作成や入稿前にごお役立てください。



本づくりが初めての方へ

本づくりのいろは
本づくりに必要な情報を解説しています。こちらをご覧になっていると理解しやすいと思います。



目次
・目次に記載のノンブルと、実際に始まるページが異なる
・目次の章タイトルと本文の章タイトルが異なる

目次を作った後に本文を直したために、途中からノンブルが少しずつズレてしまっているということも。
章タイトルが異なっている不備に多いのは、漢字表記がひらがな表記に、送り仮名が異なるなど変換ミスが多いように思います。

目次の作成・チェックは一番最後に行ないましょう!

・ルールが統一されていない。

章ごとに扉ページを作っている作品で、目次のノンブルが「扉ページ」や「扉の次のページ」とルールの異なるページを示していることがあります。



奥付
・メールアドレスやURLにリンクが貼られている
・QRコードの色がグレー

文書ソフトの中にはメールアドレスやURLを入力すると、自動的にリンクされた状態になるものがあります。
そのまま印刷しますと、リンク部分に色が付いていてモノクロ印刷するとグレー。つまり網点化されて印刷されてしまいます。
リンクは外してから書き出しいただきますようお願いいたします。

同じように使用しているQRコードがグレーになっていて、場合によっては読み込めないQRコードになってしまう恐れがあります。 QRコードは白と黒でご作成ください。

・連絡先が twitter IDやpixiv ID のみ

漫画と同じようにイベントによっては、執筆者さまへ連絡するために会員登録が必要になるSNSの連絡先のみでは頒布できない場合があります。
成人向けの作品については特に厳しいルールを設けられていることもございますのでご注意ください。
小説だからOKと思わずに、表紙(カバー)の成人向表記も含めて頒布先のルールをご確認くださいませ。

※ご自身用やお友達同士で配る用で連絡先不要の場合、入稿時のメッセージで一言添えていただけますと幸いです。



柱・ノンブル
・本文の柱・ノンブルがノド側にある
・目次で指しているページにノンブルがない

「柱・ノンブル」については >>本づくりのいろは#紙面/レイアウト

柱やノンブルが左右どちらかのページだけノド側に寄っていたり、目次で指しているページにノンブルがなかったりと目次をチェックする際に違和感を覚えた場合に担当からご連絡差し上げることがあります。
※ノンブルは必須ではないので、入れなくても問題ありません。

目次を入れた場合は、一度ご自身で目次を使って各項目を探してみると良いのではないでしょうか。

それから、柱・ノンブルが中央合わせの文庫本もあるので左右でレイアウトを変えないといけないと思わなくても大丈夫です。 左右異なる設定が難しいと感じた場合は、統一したレイアウトでご作成いただくと安全かと思います。



ノド・余白
・左右のページでノド余白(レイアウト)が異なる
・目次、奥付、章タイトルページのノド余白が足りない

「ノド」についての詳細は >>原稿マニュアル:データチェック編#ノド、基準枠

「柱・ノンブル」の項目とも内容が重複しますが、ページ設定が上手くいかずに片方のページだけノドが狭いことがあります。 左右の設定が難しい時には、全てのページを同じレイアウトにしましょう。

その他、PDFで書き出した部分以外でノド余白が取られていない不備をよくお見かけします。
画像ソフトで作る際には特に注意してください。
うっかり忘れてしまいがちですが、ノドの余白は全てのページで気をつけましょう。



約物
・二重引用符が縦組みのものではない
・ダーシ(ダッシュ)、三点リーダが奇数
・疑問符、感嘆符の後のスペースがない
こちらは慣例など一般的なお約束なので、必ずしも守らなければならないものでなく、不備連絡することはありません。

左図にて広く使われている表現方法をご紹介します。
※図のダーシ記号は一つのダーシ記号を高さ200%、幅100%に設定して二マスにしています。

データチェック担当の中には不備ではないけれど気になる点に

「ダーシ記号の隙間が空いている」
「ダーシ記号と三点リーダーが途中で改行されている」

を挙げているスタッフもおりました。

疑問符、感嘆符のあとの一字空けることについても必須ではありません。
組版の本などでは一般的で、STARBOOKSをご利用のお客さまも空けている方が多い印象です。

慣例に則ることは、ストレスなくお話を読み進めてもらうために出来ることの一つではないでしょうか。

より読みやすく仕上げたい方は禁則処理や約物についても調べてみましょう。
初めて小説にチャレンジする方は、お手元の本の記号や1字空け、改行の使い方を真似しても良いと思います。






表記の揺れなど
・地の文でアラビア数字を使っている

地の文で「1度」「2人」などがアラビア数字になっているものがございます。
それが漢数字とアラビア数字が混ざっていると、少し目立ってしまうかもしれません。(法則があれば特に問題ないかと思います)

データチェックで「2人」「二人」と表記揺れに気づいた際は、pdf内をアラビア数字で検索して他にも同様に表記がないか確認することもあります。(※繁忙期外、PDFでアウトライン化されていないデータのみ)
ノンブルも検索で引っかかてしまうので大変かもしれませんが、推敲の際に併せて確認いただけると幸いです。

・半角、全角の英字が統一されていない

2文字、3文字略語で表記がまばらなことがあります。
例をあげると、ページによってC E O表記、CEO表記だったり、単語違いで半角全角と異なることも(例:FBI、DNAなど)。
こちらは書く前にルールを決めてしまった方が安全かもしれないですね。

・縦中横をしていない

アラビア数字2桁や「!?」が横向きに倒れているデータを指します。
一部だけ縦中横をし損じるしまったのかなと思われるデータもお見かけします。
PDF書き出し前に「!?」などを検索して、ご確認くださいませ。


基本的にデータチェックでは「校正」は行なっておらず、いずれも他に不備があり担当者が気がついた場合にお伝えすることがあります。

文書ソフトの画面では気付かず、PDFにして読み直してみると改めて気がつくこともあります。
保存したPDFに目を通していただくようお願いいたします。

この他ご使用のフォントやソフトの書き出しにより、記号が文字部分と僅かにずれてしまったりすることもあります。

PDFに変換したあとには、必ずPDFファイルを開いて問題ないか確認しましょう。



グレーの文字
・全体的に文字がグレー
・一部の文字がグレー

ソフトによっては文字色を「自動」にしていると若干グレーになってしまうことがあります。
文字は「K100%」か「リッチブラック350%」でご作成ください。

また一部コピーペーストしたと思われる単語がグレーになっていることがあります。
コピーした元のデータのお色味が反映されていることもありますので、貼り付けた場合は他の部分と同じように黒になっているかご確認ください。

グレーの文字について
モノクロ印刷は文字の濃度を網点で再現します。
濃度が低いと読みにくくなるため、最低でも50%以上のグレーでご作成いただいた方が安全です。
タイトルやタイトルのロゴなどでグレーをご利用の際、細かいデザインや細い線にご注意ください。



行間・ルビ
・行間の広さ
・ルビの位置

不備連絡では行間やレイアウトについてのご連絡は差し上げておりませんが、中にはチェック中に行間が狭いなと感じるものや反対に広すぎると感じる作品もございます。

行間は50%〜75%(二分アキ/四分二分アキ)がオススメです。
初めてご本を作成される方はご自宅やコンビニプリントなどで出力してみてくださいね。

ルビの位置についても、文章に近すぎたり離れすぎて前の行にかかってしまいそうになってしまっていることがあります。
こちらも忘れずにご確認ください。



よくある質問
・データチェックの時に中身を読みますか?

お話がわかるほどじっくり読むことはありませんので、ご安心ください。

ページが入れ替わっていないかを確認するためにページをまたいでいる文章やセリフを読むことはありますが、担当1人で1日10冊前後。多い時には20冊以上チェックして印刷機に流しているので、表紙は記憶に残っても内容を覚えていることは殆どないと思います。

注意して確認しているところは目次とノンブル、奥付です。
紙に出力して本と同じように1ページずつめくってチェックするので、注視しなくても本文中の(記号が倒れていたり)見慣れない表記は目に入りますね。

余談ですが、PCの画面上でチェックしている項目もいくつかあります。
ただやはり紙で見た時にしか気がつけないこともあるので、お時間が許すのであれば皆さまにも紙にプリントアウトしてデータをチェックしていただけたらと思います。



各種マニュアル

その他入稿お支払い、データの作成について詳しく「各種マニュアル」ページでご案内しております。
何か困ったことがあればマニュアルページもご利用くださいませ。


★データ作成について:
データ作成の基本 原稿マニュアル:データチェック編





同人誌のサイズについて

こちらでは本のサイズについて、小説本作成経験があるスタッフの意見を元に作成しております。
本のサイズに迷われている方の参考になれば幸いです。

A5サイズ

スタッフコメント

「安価に作れる」
「表紙がイラスト、挿絵がある時はこのサイズにする」
「長編でないときはA5サイズ」
「論文みたいで好き」



メリット

  • 頒布価格が抑えられる
  • イラスト・挿絵が映える

STARBOOKSに限らず、文庫本やB6サイズについては料金が高くなる傾向にあります。
価格を抑えたい場合は迷わず「A5サイズ」をお勧めします。

「お話が長くないから同人誌にするほどではない」というご意見も時折お見受けしますが、A5サイズの同人誌は文字の量やコストパフォーマンス的に作りやすく、作品に興味を持った方がお手に取りやすい価格で頒布できます。

メリットでもありデメリットにもなり得るのは、デザインする面が広いということです。
デザインをしたことがない方にとっては、大きく感じてしまうかもしれません。
デザインをサポートするサイト「canva」さまの利用や、クリエイターズマーケット「booth」さまで素材購入、表紙作成してくださる方をお探しになるのも手段の一つです。



A6(文庫)サイズ

スタッフコメント

「商業の小説に並べられる」
「ページを開いた時に(文字の)圧が少ない」
「装丁が考えやすい」



メリット

  • 保管 / 持ち運びがしやすい
  • 一般的に広く読まれているサイズ

「小説の同人誌を出すなら文庫サイズで作りたかった」「憧れのサイズだった」という意見が多く出ました。
一般的な文庫本サイズであり、単純に開いた時に見える文字数が少ないというのもあるため、もしかすると同人誌に慣れない方にも親しみやすいかもしれません。

同人誌を作るのが初めてという方にとっての利点になると思うのは、普通の本屋さんで安価に手に入るサイズということです。 オシャレだなと思った本を買ってきてデザインの参考にすることができます。
デザインする範囲がA5程広くないので、ご自身でデザインするにはこちらのサイズの方が想像がしやすいかもしれないですね。
お手本になる本のカバーを外してみて、どういったデザインになっているか念入りに見てみましょう。



流行サイズ・ジャンルなどで決める

流行のサイズ

最近のSTARBOOKSの小説本サイズのトレンドは「A6」「B6」サイズです。
STARBOOKSでは、2年ほど前に比べて「持ち運べるサイズ」のご本が非常に増えています。

人気コミックスのノベライズ、小説投稿サイトの書籍レーベルがB6サイズなことも影響があるかもしれません。
昨今の断捨離ブームで、より収納しやすいサイズが求めている方も多いように思います。



ジャンルやご自身の文体

「自分の文体でA5二段組すると圧がすごかったのでA6」という意見もありました。
もしもまだ組版に流し込んだことがない方がいらっしゃったら、ご自身の文章をいろいろなサイズで出力してみてはいかがでしょうか。

その他「とてもナイーブなジャンルは持ち運びにくい(外で読みにくい)A5がよいのかも」という意見もありました。
同人誌なので自分のやりたいようにすることが第一ですが、手に取る方のことを考えてみるのもヒントになると思います。





STARBOOKSのすすめ【小説編】

STARBOOKSが初めてという方に、商品やシステムのご紹介いたします。

同人誌のセット

オフセットセット

B5とA5のみですが表紙用紙や本文や遊び紙全てをご発注の作品のためにお取り寄せしますため、非常に多くの用紙からお選びいただけます。
特に部数が多い方はオフセットセットですと単価が抑えられます。



オンデマンドカスタム

B5以下。特寸で正方形やB6、A6もご利用いただけます。
文庫サイズでもページ数が少なく、カバーのオプションをつけない場合はこちらの方が安くなることがあります。
(※ご発注フォームでご確認ください)



オンデマンドノベルズ

B6以下。特寸で正方形も可能。
最も軽い本文用紙が選べます。また本文用紙の料金がカスタムより安価です。B6以下のページ数が多い方にオススメのセットです。












小説書きさんに活用いただきたいシステム
  • 本文入稿までページ数の変更が可能
  • 本文1000ページまでWEB上で自動見積もり
  • オプションのカバー印刷はカバー巻きの作業代込み
  • 毎割はイベント合わせでなくても使える割引

本文入稿までページ数の変更が可能

「原稿用紙○○枚」と枚数が決まっていない同人誌です。
書いている途中でこのエピソードもこのエピソードも削りたくない!となってしまうこともあると思います。
反対に、思っているほどページが嵩ばらなかったなんてこともありませんか?

STARBOOKSならページ数が変わってしまっても大丈夫です!
本文入稿まで本文ページが変わってもOK。
泣く泣く文章を削ったり、必要ない白紙入れたりする必要はありません。

※オンデマンドカスタム、ノベルズは「お客さまノート」から変更可能です。
入稿マニュアル#仕様変更について

ページの増減で背幅が変わってしまうことが心配な方には、テンプレートページにて「データ作成のヒント#背幅変動予定の表紙デザインについて」をご紹介しております。



本文1000ページまでWEB上で自動見積もり

見積もり依頼って勇気がいりませんか?
STARBOOKSの発注フォームはお見積もりとしてもご利用いただけます。
仕様を変えて何度でもお見積もりできますので、いつでも気軽に計算してください。
1000ページ、箔押し、小口染めなどオプションも含めたお見積もりが可能です。

価格と料金でプランを決めたらそのまま発注できます。
もちろん発注後も入稿前なら仕様を変更できるのでご安心ください。



オプションのカバー印刷はカバー巻きの作業代込み

オプションのカバーはカバー巻きしてお納めします。
イベントや自家通販でもご自身での作業は必要なく、すぐに頒布できます。



毎割はイベント合わせでなくても使える割引システム

STARBOOKSの割引システム「毎割」はイベントに合わせた割引ではないので、いつでもご利用いただけます。
SNSでの連載をずるずると続けてしまって、なかなか完結に至らないという方は是非「毎割」を使ってご自身で締め切りを作ってみては如何でしょうか?

オンデマンドカスタムは最大8,300円の割引!(会員ランクサービスのレベルが上がるとMAX11,000円)
オンデマンドノベルズなら、最大9,300円(最高レベルで13,000円)が割引されます。
お得に作ることももちろんですが、やる気アップにも「毎割システム」をお使いいただければ幸いです。

本の仕様と同様に「締め切り(毎割プラン)」も変更することが出来ます。
締め切りに間に合わない、もう少し推敲に時間が取りたいという時にご活用ください。





薄い紙フェア


特定の本文用紙・セット・印刷指定で割引チケットをプレゼント!フェア期間限定の本文用紙も受注開始しております。
フェアページでは文字数・ページ数の目安などデータ作成のヒントやFAQも掲載中です。



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