原稿を始める時から、イベント参加までの時期に合わせたチェックリストをご用意しました。
入稿前チェックについてはSTARBOOKSの基準ですので他社さまへ入稿する際は、先方の入稿方法をご確認ください。
原稿作成前チェック
原稿が出来てしまった後に直すのが難しかったり、手間になってしまう恐れのある項目です。原稿を書く時に意識していただきたいことを集めました。
>>本の名称・印刷方法・紙の種類などは「本づくりのいろは」でご紹介しています。
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頒布してはいけないもの、頒布に必ず必要なことなど、イベントごとに決まりがあります。
成人向けの表現など、STARBOOKS独自の基準は設けていないため、必ずご自身でご確認ください。
イベント前に送られてくるサークルチケット(参加証)と一緒に案内も忘れずにチェックしましょう! -
推奨解像度はカラー350dpi・モノクロ600dpiまたは1200dpiです。
解像度の変更は注意が必要。後からでは綺麗にならないこともあります。 -
断裁でズレが生じる可能性や、本を綴じる側のことを考えて原稿は作成しましょう。
一般的に漫画のコマ枠が引いてあるのは、基準枠です。 -
文字色を自動にしていると、保存時にやグレーになってしまうことがあります。
モノクロ印刷のデータはK95%、リッチブラック350%でも印刷への影響が出ることがありますので、K100%でご作成いただきますと安全です。そのため、メールアドレスやURLに自動的にリンクが貼られる文書ソフトではリンクを解除してください。リンク部分がブルー(グレー)になってしまいます。 -
理由がない限り、pdfやaiなどのベクターデータをラスターデータ(psd他)に変換しない。
※アンチエイリアスがかかってしまい、文字が読めなく恐れのある場合には不備連絡することがございます。 -
主線にアンチエイリアス(ぼかし)がかかっていると線が途切れたりジャギーがかかる恐れがあります。
意図的な場合や、後からモノクロ2値化する場合を除きます。
カラー印刷の場合は、アンチエイリアスのかかったペンを使用しても問題ございません。
※不備としてご連絡はいたしませんので、予めご了承ください。 -
CMYKで作成したものをRGBに変換し「RGB再現性優先」で入稿しても、特性は得られません。
RGB再現性優先で発注する場合は、RGBで描き始めましょう!
入稿前チェック
「何を統合していいかわからないから統合しないで送っちゃおう!」「ページが足りないって連絡が来た!」事故の原因やうっかりな不備にならないよう、入稿前にもう一度確認して欲しい項目です。
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印刷のない表紙2-3のデータを入れていませんか?
※表4が白紙の場合は、表4分の白紙のファイルが必要です。 -
pdfはファイル内ページ数で計算。本文は白紙のページもデータが必要です。合計は必ず偶数になります。
また、aiデータの1ファイルの中に複数のアートボードを作成してのご入稿はご遠慮ください。 -
小説の本文がpdfファイル1つの場合を除き、ファイル名にページ数または並び順が必要です。
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成人向け表記がないと頒布出来ません。一目で「成人向け」とわかるデザインが◎
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連絡する側が会員登録を必要とする連絡先(pixiv、twitter)は連絡先とみなされないことがあります。
奥付も頒布先でのルールをお守りください。 -
統合されていないデータはデータが重く、事故につながる可能性があります。
テンプレートの説明レイヤーは削除、トンボレイヤーは統合が正解!
CLIP STUDIOの書き出しでは「背景として出力する」にチェックを入れてください。 -
箔などのレイヤーが統合されている場合は作業が出来ないため、受領できかねます。
箔レイヤーはK100%、特色はグレー作成してますか?
RGB・CMYKの掛け合わせの黒・グレー、別ファイルでの入稿も◯。 -
漫画作成ソフトの書き出し設定で、基本枠にチェックしてしまうと基本枠が印刷に入ってしまいます!
トンボ、テキストにはチェック!こちらは入れないとトンボやセリフが消えてしまいます。 -
対応形式以外のファイルは受領できかねます。
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「RGB再現性優先」の発注で、データをCMYKモードに変換していませんか?
モノクロ本文がカラーデータの場合、想定と出力が異なる可能性があります。 -
断ち切り線(塗り足しのないサイズ)までの出力になっていませんか?
書き出しなどでサイズや解像度が変わってしまうことがあります。送る前にもう一度確認しましょう。
スペースナンバーが発表されたら
スペースナンバーがわかったら、イベント会場で必要なものを準備していきましょう。STARBOOKSへの連絡も忘れずに!
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入稿済みの作品は、仕様変更通知フォームからご報告ください。
未入稿の場合は、お客さまノートの「仕様変更」や入稿時メッセージでの報告でも問題ございません。 -
ポスターやお品書きは買い物をする参加者さまの目印にもなります。スペースナンバーは大きめに。
お品書き以外にも値札や「新刊」「既刊」のPOPがあると○
既刊のPOPには初めて販売したイベント名の記載があると親切。 -
既刊などを自宅から宅配搬入で会場に送る準備や、預かり在庫の出荷依頼や書店からの返本手続きはお早めに!
宅配搬入の受付期間はイベントごとに異なります。
イベント開催までに準備するもの
イベント当日に必要なもの、あると設営に便利なものリストです。前日や当日に用意するのは難しいものもあるので、早めの準備を心がけましょう。
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両替は銀行で両替機・窓口、または口座からの引き出し時に行えます。
銀行によっては、キャッシュカードで両替機が利用可能です(無料範囲の上限あり)。 -
お金を入れるものは必須。100円均一でも手に入るコインケースがあると便利です。
安全のため、お釣りなどお金関連は当日なるべくスペース外から見えないように工夫しましょう。
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用意した値札やお品書きを忘れた!という時のために、こちらも用意しておくと安心。
ガムテープやカッター・ハサミなども設営の際にあると便利です。
スケッチブックがあると「お出かけ中」「完売」などの案内が簡単に立てられます。
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イベント当日、机に敷く布やサークルシートを用意しておきます。
本が傷つくことを防げる他、見た目の清潔感もあって◯
サークルさまのイメージに合わせた柄だと更に◎
買い物や挨拶でスペースを外す際、被せていけば防犯対策にもなります。 -
大きなポスタースタンドは会場で借りられることがあります。
会場で何が借りられるのか、ポスターの掲示方法のルールなどもイベント主催者さまの案内をご確認ください。
卓上のお品書きやボードを立てるのにコルクボードスタンドやブックスタンドなどを用意しておきましょう。 -
100円均一でも可愛いディスプレイ用品が手に入ります。
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サークルチケットがないと、サークル入場時間に入場出来ません。 身分証がないと、成人向け作品はお金があっても絶対に買えません。(年齢を確認せずに売るのも×)
首から下げるホルダーがあると◯。身分証の年齢確認に必要な部分以外は隠せば、より安全です。 -
会場にゴミ箱はありますが、一時的に入れておくコンビニの袋程度の袋があると便利です。
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イベント会場で軽食・飲み物を買おうと思っていても、実際にはスペースを離れられないということがあります。
なるべく会場に着くまでに、確保しておきましょう。 -
夏や冬のイベント参加は暑さ寒さ対策も忘れずに。
シャッター近くなど対策をしっかりした方が良いスペースの配置もあるため、自分のスペースだけでなくシャッターや入口位置なども前もって確認しましょう。
感染症拡大の防止対策
イベント主催の感染症予防対策のガイドラインがある場合には、そちらに添ってご協力をお願いいたします。「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)」を併せてご確認ください。
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イベント当日だけでなく日頃から検温を行うなど、体調管理に努めましょう。
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マスクは飛沫を外に出さないため、フェイスシールドは外からの飛沫を防ぐための衛生用品です。
マスクだけでは不安な方、クセで顔を手で触ってしまう方は顔を広く覆うフェイスシールドの併用してみては。
またマスクを外すのに抵抗があるという方は、マスクを外さずに飲み物が飲めるようストローも持参しましょう。 -
安心して金銭授受するために、カルトンやコイントレーを準備しておくと◯
参加者さまが触れる場所として、こまめに消毒する場所の目安になります。 -
ポスタースタンドなどを使用して、ビニールカーテンを作ることが可能です。
ビニールシートのみの販売・今はビニールカーテン用のスタンドも安価で販売されています。 -
手洗いができない時には消毒液が有効とされています。厚生労働省では濃度70%〜95%のエタノールを推奨、60%の濃度でも一定の有効性があるとのことです。
アルコールに敏感な方は、通常の手洗いを励行しましょう。 -
手指と同じアルコールでも問題がありませんが、アルコールが確保できなかった時には「次亜塩素酸ナトリウム(市販の漂白剤)」を薄めたものを用意し、テーブルやカルトンなどモノを拭く際にはこちらを利用しましょう。人が多く触れる場所を中心にこまめに消毒するとより安心です。
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たくさんの方が直に触れる見本誌は用意しない。
お品書きや値札などにサンプルをアップしたURLのQRコードを掲載する、またはクリアカードケースにサンプルのコピーを入れたものを用意しこまめに消毒するなど、販売中も対策が必要です。